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================================================ No.050 2003/12/20 ===
W E B D E S I G N E R S M A G A Z I N E G A U Z I N E
[COVER] http://www.gaucho.com/gauzine/gallery/031220.html
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配信部数:5,505 部
『GAUZINE』 No.050 のラインナップ
┃
┣『ショートムービー研究所』
┃ 「物語をつくる(6)変容し進化するもの」
┣『ちょっと知っておきたいコミュニケーションデザイン
┃ 「間違いのないサイト解析に必要なこと」
┣『お金をかけないサイト運営術』
┃ 「初めての人に道を示す」
┗『編集後記』「幸福の鐘」
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『ショートムービー研究所』
「物語をつくる(6)変容し進化するもの」
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『ショートムービー研究所』は、ブロードバンド時代に対応していくスキル
としての「映像表現」について探求していく企画です。
「物語をつくる」 というテーマでいろいろご紹介してきましたが、今回で
このテーマは、ひと区切りをつけたいと思います。最終回の今回は、実際に
小説という形で、物語をつくられている作家の早坂類さんに、いろいろお話
をおうかがいしました。
12月にWEBサイト http://www.hayasakarui.com/ を公開された早坂さんは、
もともとは歌人として、何冊かの歌集を発表されてますが、昨年8月には
『ルピナス』という小説も出版されています。今回は「物語をつくる」
というテーマで、いくつか質問させていただきました。
以下、[gaucho] はわたくし、[hayasaka] は、早坂さんのコメントです。
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[gaucho]
今回は、ふとしたご縁で小説『ルピナス』の予告編的ショートムービー
http://www.hayasakarui.com/lupinus.html
を作らせていただいたのですが、「ことば」のもつ力のようなものをあらた
めて感じました。「短歌」という凝縮された言葉の芸術から、「小説」とい
う新しい形式にシフトされたのは、何かきっかけがあったのでしょうか。
[hayasaka]
ショートムービーでは、わがままな注文におつきあいくださって有り難うご
ざいました。一冊の本を六十秒のムービーに置き換えるという作業は、かなり
力のいる作業なのだなと、やってみて改めて気付きました。良い体験でした。
仕上がりも、わたしの周囲では、とても好評です。
[gaucho]
ありがとうございます。YhBさんから、いい曲を提供いただいたのも今回
助かりました。映画の予告編ムービーはありますが、小説の予告編ムービー
というのは、新しいパターンなので、今後増えていくかもしれませんね。
[hayasaka]
はい、これまでなかったのが、不思議ですね。YhBさんの曲はムービーに
とりかかる直前に偶然聴かせてもらっていて、絶妙のタイミングでした。
で、ご質問ですが、よく、みなさんが「短歌」と聞いて想像されるのは、
生活詠というか、歌人本人が体験したことをうたったものだと思います。
もともと、短歌というものは、そういうものでした。
が、私がこれまで作ってきた短歌は、虚構の世界がまずあったというか、
自分の経験を濾過した上での別のストーリーがすでにあって、それを短歌
にしてきたというところがあったんですね。
ですから、私の中で小説作りと短歌作りは、別のものでは無いんです。
ただ、実際に小説を書く直接のきっかけとなったのは、信濃毎日新聞で書評
を担当した2年間に、毎月、かなりの小説を読みまして、頭の中が小説モード
になったというか、切り替わったんです。些細なことですね。その些細なこと
が実はかなり大きかったかなと思います。ちょうどその時期に、書きたいテー
マに巡りあって、思わず書きはじめてしまったというかんじです。
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[gaucho]
「物語をつくる」上での、早坂さんなりの手順というか、方法論というか、
もしそういったものがありましたら、さしつかえのない程度でいいので少し
だけご紹介いただけますか。
[hayasaka]
まだ、整った手順や方法論というものは私の中にありません。
『ルピナス』は物語構造がしっかりしているそうです。が、あまり自覚が
ありません。
ただ全体のリズムには、気を使いました。「間」というか。これは、短歌
でも、同じです。
[gaucho]
確かに読んでいて独特のリズム感のようなものを感じました。
あと、主人公がピアニストという設定もあったかもしれませんが、文章の
トーンからメロディアスな音楽的トーンも感じました。具体的に言うと、
ブライアン・イーノのアンビエント・サウンドのような響きです。
[hayasaka]
もしかして、それって「THE PLATEAUX OF MIRROR」のことですか。
[gaucho]
ええ、確かそうだったと思います。「AMBIENT2」というタイトルもついて
ますが、正式には「THE PLATEAUX OF MIRROR」だったと思います。
[hayasaka]
実はそのアルバム、わたしも持っていて、『ルピナス』を書いているころ
よく聴いてました。
[gaucho]
えっ、そうなんですか。それはまたすごい偶然ですね。
でも、どこかそういった音楽的嗜好というか好みが近いからこそ、こうやっ
てお仕事させていただくご縁があったのかな、とも感じます。
「AMBIENT2 - THE PLATEAUX OF MIRROR」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000003S2M/249-8862817-9991511
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[gaucho]
話題が少しそれましたが、作品の舞台になる場所に取材に行かれたり、作品の
ディテールに関連することや登場人物のモデルなど、いろいろ調査されたりし
ていると思うのですが。
[hayasaka]
取材について、『ルピナス』に関していえば、服部達という評論家が秘かなモ
デルになっています。服部達は遠藤周作や村松剛と一緒に評論活動をしていた
人ですが、これからという時に突然、冬の八ケ岳に入って自殺してしまったん
です。
行方不明になった彼を追って、服部の親友でもある毎日新聞社の記者が地元の
捜索隊と一緒に山に入っていて、そのルポを書いているんですが、それがとて
も切迫していて情熱的な良い文章なんです。
その昭和31年に書かれたルポが、実は『ルピナス』の下地になっています。
小説にしようなどとは夢にも思わず、ただ、服部達への興味だけで古い記事を
調べていたのですが、そのルポを読んだ時に、書こうと思いたちました。
(勿論『ルピナス』はノンフィクションではないので、ルポの内容とは全く
別物です)
服部達は、作曲もしていました。どんな曲だったのか、もう私達には知りよ
うもない事ですが、そんなこともあってテーマは音楽に。
「我らにとって美は存在するか」という評論集が、後に、遠藤周作他、友人達
の手で編まれています。服部の本はその一冊だけですが、今読んでも古臭くな
い、澄んだ印象の評論集です。どうぞ図書館で探してみてください。
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[gaucho]
今回、「物語をつくる」 というテーマで自分なりに書籍を調べたりしながら、
素人なりの物語の作り方的なものをまとめて来たのですが、最近ある本を
読んで、自分が少し勘違いをしていたことに気がつきました。
その本は、保坂和志さんの「書きあぐねている人のための小説入門」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794212542/249-8862817-9991511
という本なのですが、その中で「テーマからの解放」という章があって、
「テーマのようなものを決めてしまって小説を書くと、作品のもつ自在の
運動を妨げてしまうことになる。」とか、
「テーマは書き手が考えるものでなく、読み手が考えるものだ。」
と書いてあり、なるほど〜と思いました。
早坂さんは、こういったテーマのとらえ方についてはどう思われますか。
[hayasaka]
ごめんなさい、保坂さんのその本は読んでいないのですが、小説だけではなく、
ものを書きはじめるときに私が感じるのは、今、書こうとしているものが、実
は何なのか、「はっきりとわからないから、書く」ということです。
ただ、書き始める時にはもちろん、小説ならばだいたいのストーリーや当面の
テーマ、おおまかな構成のようなものがなければ迷走してしまいます。その、
とっかかりのテーマを、しっかり意識して、しっかり追ってゆくうちに、自分
の中でそのテーマが成長したり変容してくるんですね。時には突然「解」がやっ
てきたりする。そんなときは、ああ、そうだったのかと、吃驚してしまいます。
自分が突然進化するのがわかる。(笑。
そうやって、書きながら自分の内側の変容を認めるというか、受け入れる姿勢
が、自分を超えた作品世界を連れてきてくれるような気がします。(小説に限
らず、詩に関してもそうです)
不思議なんですけど、自分が書いたものの深いテーマに気付くのは、作品に
よっては数年後だったりもします。
書き手は、自分が書いているものの下に、常に、意識できていない部分がある
ということを、知っておくべきだと思います。
[gaucho]
無意識層にあるものが、何かのきっかけで浮かび上がってきているのかも
しれませんね。
[hayasaka]
読み手の方が、書き手より先に、読み取ることもあると思います。
保坂さんはそのことを「テーマは書き手が考えるものでなく、読み手が考える
ものだ」とおっしゃったのかもしれません。
ただ、私は、どこか彼方にあるらしいテーマにはじめから作品を預けるのじゃ
なく、書き手が書く作業をする限りは、ぎりぎりのところまで当面のテーマを
意識して、それに意味の光をあてようとすべきだと思います。
大前提として「よくわからないから書く」という部分にきっちり光をあてると
いうか……。それが、言葉を使って表現するということだと思います。
その当面のテーマを推し進めたり変容させる「大きな力」は、自分がみつけて
きた具体的な材料にいろいろな角度から光をあて、構成しようと躍起になって
いないとやってこないんです。
そうしているうちに、意識されているテーマと、意識されていない深いところ
のテーマの葛藤がはじまるような気がします。
ストーリーはあるのにどうしても書き進まない時というのは、その葛藤がある
時だと思っています。
何故書き進まないのかを、考えるうちに、以前より深い展開が見えてくるんで
す。そしてどんどん方向が変わってくる。そこが、書くということの醍醐味の
ようにも思います。
そして最後までどうしても作品内にはっきりとした形で汲み上げきれずに残さ
れた「よくわからないもの」が作品の奥で仄かな光を発しはじめた時、読み手
や、書き終えた後の書き手を、はじめて、次のテーマへ、次の作品へ推し進め
てくれる気がします。
わたし、こうして質問にお答えしていて気付きましたが、小説に関する整った
「方法論」はまだ無いと、さきほど単純に言いました、これも考えてみたら
書き手の中で自在に変化するものだと思っているのかもしれません。
まだ無いのではなくて、きっと、何も決定的ではないんです。
[gaucho]
創作プロセスって、ホント流動的というか、とらえどころがなく、どんどん
変容し進化していくものなのですね。
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[gaucho]
今回は、ご多忙な中いろいろお話聞かせていただきありがとうございました。
新作のほうも楽しみにしております。
[hayasaka]
はい。gauchoさんも、何か書かれましたら、是非、お教えください。
楽しみにしていますので。
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【PROFILE】 早坂 類 (はやさか・るい)
http://www.hayasakarui.com/ mailto:info@hayasakarui.com
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【PROFILE】 尾崎英明 [ GAUCHO ]
http://www.gaucho.com/ mailto:gaucho@hal.ne.jp
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『ちょっと知っておきたいコミュニケーションデザイン』
「〜間違いのないサイト解析に必要なこと〜」
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アクセスログなどの解析結果をサイトの修正やリニューアルに活かす。
数年前まで、とにかくつくる!まずつくる!といった姿勢を目にすることも少な
くなかったのですが、近頃は、実際の現場でもずいぶん市民権を得てきました。
多種多様な解析サービスが登場していて、アクセス数はもちろん、トップページ
からのページ遷移率、検索エンジンからの来訪数と各ページランキング、などな
ど様々な数字を手に入れることが可能です。
■ 間違いのないサイト解析には、客観が必要です
あまりなじみのない方には、解析項目自体が難しく映るかもしれません。しか
し、本当に難しいののは「客観的にみること」です。
解析数値は、状態を表せても示唆を与えてはくれるものではありません。ある課
題を強く想定していると、無理にその原因を数字の中にみつけようとしてしまう
ことは充分あり得ます。ちょうど、1枚のスナップ写真を見せた後、「何が映っ
ていたか?」と聞くと、人によって答えが全く異なるのと似ているでしょうか。
人間ですから大なり小なりバイアスはかかりがちですし、結果を左右するだけに
大きな問題です。
間違いのない解析には客観性が必要です。数字に真摯にのぞむことが欠かせませ
ん。
■ 間違いのないサイト解析には、主観が必要です
ベテランの町医者がどんどん姿を消している日本は、医療サービスの低下を招
く。友人のドクターがこうつぶやいたことがあります。
大病院では最新型の医療設備や環境を備えたところも少なくありません。細かな
異常を見逃さず頼もしい限りと思いがちですが、そうではないと言うのです。一
つの数値には様々な要因が関係し、異常数値自体も個体差がある、と。人間の出
す信号は極めて繊細で複雑ということです。
経験豊富なベテラン医師にはそれがわかる。数多くの、いろんな人間を見続けて
きた経験から「血液検査ではたしかに異常ないけど、どうもこの顔色は怪しいな
あ」などと総合的な判断を下せ、結果、的確な診断になるということです。
専門知識を通して人と対話し、状態や動向をみるベテラン町医者のような人は、
当然Web業界にもいらっしゃいます。そのつぶやき、ひとことには重みがありま
す。
さらに「ユーザの何を知るために、どんな解析数字が必要か?」を頭に置いてい
ることも特徴でしょうか。目標は、数字ではなくユーザを知ることにありますか
ら。
言ってみれば、間違いのない解析には主観が必要です。しかし、単なる思いこみ
ではない「第3観」とでもいいましょうか、ここはきちんと区別したいところで
す。
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【PROFILE】 井浦むつお [ 有限会社ヒキダス ]
http://www.hikidas.com/ mailto:iura@hikidas.com
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『お金をかけないサイト運営術』
「初めての人に道を示す」
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お金をかけずに魅力あるサイトに変えるテクニックを伝授する連載6回目。
前回は、より良いサイトを作るスタッフとの関係作りについてお話しました。
今回は、初めてのユーザにわかりやすいウェブサイトにするポイントです。
初めてアクセスするユーザの入り口となるのは、ウェブサイトのトップページ
ではなく、検索エンジンの検索結果である。そこで選ばれることが、アクセス
のスタートとなる。しかし、それだけでは効果は出ない。選ばれてからが本当
の勝負である。サイト内で迷わず目的地まで導くために、ユーザを支援するこ
とが大事だ。ユーザがつまずきやすいポイントを順番に見直していこう。
■ ユーザを惹きつけるキーワード
ユーザは用心深く、自分にとって魅力のあるサイトだけを選び出そうとしてい
る。検索エンジンの結果が最初のハードルだ。検索エンジン最適化(SEO)の
基本は、ユーザを「惹きつけるキーワード」を使うことが最も重要だ。
ページの「タイトル」を見なおす。ウィンドウの一番上に表示されるページタ
イトルは、普段あまり目立たない。全てのページが会社名のサイトをたまに見
かけるが、それは論外である。検索エンジの結果表示ではタイトルになる、特
に重要なキーワードだ。正式な商品名でも長々書くより、割り切ってユーザが
思わずクリックしてしまうような、魅力的なキーワードを探すべきだ。
テキストには、むやみに英語(アルファベット)を使わないようにする。見な
れた単語でも、カナ表記にするのが望ましい。自分が検索エンジンを使う時の
ことを思い出してみよう。例えば、「ハワイ旅行」を調べるには「ハワイ」
「旅行」「ツアー」「格安航空券」のようなキーワードを使うだろう。「hawa
ii」「travel」「tour」「ticket」といったアルファベットではない。
■ ユーザを安心させるフォロー
サイトにアクセスしたユーザは、まだ、恐る恐る覗き込んでいるような状態だ。
ユーザを「安心させるフォロー」が必要だ。
まず、「初めてのお客さま」ページを設置する。申込手順やFAQ、規約など、
サイトに必要なコンテンツが幾つもある。それぞれにリンクがばらばらだと探
しにくく不便だ。しかも更新し忘れて古い情報のままになっているサイトも多
い。これは致命的な問題になりかねない。
ほとんどのユーザが最初に一度しか見ないから「初めてのお客さま」または
「申し込みの前に」と題したページにリンクをまとめて一覧できるようにする。
ユーザは、見たいときにすぐに参照できる。ウェブマスターも、更新時にいつ
も見なおすことで、情報が古いことに気がつく。
ユーザが目的のものを発見した後、最後の難関になるのは、申し込みや購入手
続きの「入力フォーム」である。フォームの入力項目は、サイトによって異な
るのでわかりにくい。また、全角、半角などという言葉自体がわからないユー
ザも多い。どのような内容を入力すべきか、項目ごとに記入例を表示すべきだ。
プログラムに手を入れずに、入力ミスを減らすことができる。
■ ユーザを目的地まで導く
ユーザは、ウェブサイトの派手な仕掛けや、センスの良いデザインを見に来て
いるわけではない。ユーザは目的を持って情報のありかを探っている。情報を
伝えるためには、コンテンツの中身を充実させるだけではなく、そこに至る
ルートをわかりやすくすることが重要なのだ。
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【PROFILE】 石原 強 [ ウェブプロデューサー ]
http://www.webanalyst.jp/ mailto:info@webanalyst.jp
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『編集後記』
「幸福の鐘」
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先日、「幸福の鐘」
http://www.koufukunokane.com/
というSABU監督の最新作を観てきました。
SABU監督 [ http://www.sabu-film.com/ ]といえば、「弾丸ランナー」
「ポストマン・ブルース」「アンラッキー・モンキー」「MONDAY」
「DRIVE ドライブ」と「走る」イメージの作品が続いていたのですが、
今回は「歩く」物語になっています。主役も堤真一から寺島進にかわり、
作品のトーンもかなり変化してます。
勤めている工場が、ある日突然閉鎖された主人公は、行くあてもなく、無言
のままひたすら歩き続け、いろいろな人たちに出会いながら事件に巻き込ま
れていき、幸運な出来事と不運な出来事を交互に体験していきます。
SABU作品の独特の「間」は相変らず健在で「そこまで引っぱるのかよ〜!」
と思わず突っ込みを入れたくなるくらい、「間」だけで笑わせてくれます。
あと、ほとんど音楽が使われてていないのと、独特の構図によるカメラワーク
によって、「映像」のもつ力が存分に発揮された作品とも言えます。
特に作品の分岐点ともなる、海辺での朝日のシーンの長回しは圧巻でした。
このシンプルで大胆な構成は、これまでありそうでなかった独特のテイスト
で、終盤、少し「歩く」リズムは変わりますが、前半とのシーンの対比
のアイデアもお見事で、まさに、SABU監督の新境地という感じです。
現在もシネ・アミューズにて公開中なので、興味のある方はどうぞ。
http://www.cineamuse.co.jp/
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尚、『GAUZINE』は来年より隔月発行(偶数月に発行)にする予定です。
次回の発行は、2004年2月20日(金)を予定しております。
最後までご覧になっていただき、ありがとうございました。
少し早いですが、皆さん、良いクリスマス、良いお年をお迎え下さい。
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====== WEB DESIGNERS MAGAZINE 『GAUZINE』 ==========================
発 行 GAUZINE NET [ http://www.gaucho.com/gauzine/]
編 集 尾崎 英明 [ mailto:gaucho@hal.ne.jp ]
登録・解除 [ http://www.gaucho.com/gauzine/home.html ]
Copyright(C) 2003. GAUZINE NET. All rights reserved.
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