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================================================ No.044 2003/06/20 ===
W E B D E S I G N E R S M A G A Z I N E G A U Z I N E
[COVER] http://www.gaucho.com/gauzine/gallery/030620.html
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配信部数:5,991部
『GAUZINE』 No.044 のラインナップ
┃
┣『ショートムービー研究所』
┃ 「世界のショートフィルムと短編オムニバス」
┣『ちょっと知っておきたいコミュニケーションデザイン』
┃ 「”効く”デザインってどうつくる」
┣『データとデザインの素敵な関係』
┃ 「情報流通を意識したサイト構築」
┗『編集後記』「地上波の映画」
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『ショートムービー研究所』
「世界のショートフィルムと短編オムニバス」
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今回は、世界のショートフィルムと短編オムニバス作品についてご紹介して
いきます。ショートフィルムの場合、ビデオ化されているものがわりと少ない
ため、BSやCS、ショートフィルムフェスティバル以外では、なかなか観る機会
も少ないのですが、今回は特にビデオやDVD化されているものや、長編映画
の監督が手掛けた短編オムニバス作品を中心にご紹介させていただきます。
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◆「Short Shorts Film Festival」
┗ http://www.shortshorts.org/
6/7より東京、札幌、大阪、名古屋などで開催中の5年目を迎えたショート
ショートフィルムフェスティバルですが、以前は「アメリカン・ショート・
ショート・フィルムフェスティバル」と呼ばれていました。
過去の上映作品も3本DVD化されてました。(1999、2000、2001年度分)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006591L/qid=1055571097/
sr=1-3/ref=sr_1_2_3/250-9482647-1582643(# Amazonは在庫切れですが、
他のサイトでは、すでに廃版という表示もありました。)
2000年に上映された「The Light of Darkness」というサスペンス作品は、
人間の思い込みをラストで見事にひっくりかえしてくれる驚きと安堵を同時
に感じさせてくれる傑作ショートでした。
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◆「short6」(2001年)
┗ http://www.watch.impress.co.jp/movie/column2/2001/10/30/
2001年11月に劇場公開されたショートフィルム6本を集めた作品。
デヴィッド・クローネンバーグ監督の短編やジョシュ・ハートネット主演の
短編もありますが、パペットアニメによる「鬘職人の日記」が圧巻。
パペットアニメーションのテクニックもリアルで驚くが、ラストの主人公のセ
リフに人生の深遠さを感じさせる15分のドイツ名作ショート。DVDあり。
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◆ シネフィル・イマジカ
┗ http://www.cinefil-imagica.com/
世界のショートフィルムを毎週金曜に特集して放送中。
毎年元旦には「24時間ショート100本一挙放送」も行なっています。
個人的に印象の残っている作品をいくつかピックアップすると、
「岸辺にて」「冬眠する子」「おもひで結び」「スライス・オブ・タイム」
「恋に落ちたジョージ・ルーカス」「死にたい男の午後」など。
実写からアニメーションまで、さまざまな短編を定期的に放送してます。
メールマガジンにて、世界のショートフィルム情報も配信中。
http://cinefil-imagica.com/magazine/shortfilm.html
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以下、複数の監督がある特定のテーマに沿った作った短編作品を集めた
「短編オムニバス作品」を何本かピックアップしてみました。
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◆「世にも怪奇な物語」(1967年)
┗ http://cinema.media.iis.u-tokyo.ac.jp/movie.cgi?mid=1693
ロジェ・バディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニの3大巨匠による
エドガー・アラン・ポーの怪奇小説を題材にしたオムニバス作品。
フェリーニの「悪魔の首飾り」は、若き日のテレンス・スタンプの怪演も
含めてシュールで幻想的な名作の1本。
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◆「アリア」(1987年)
┗ http://www6.plala.or.jp/khx52b/movie/file_a/a0017.html
ゴダール、デレク・ジャーマン、ケン・ラッセルなど10人の監督による
オペラのアリアの音楽と映像を組み合わせた10本のオムニバス。
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◆「ニューヨーク・ストーリー」(1989年)
┗ http://www.movies.co.jp/lineup/lineup.php3?code=VWRS2952&subcode=0
スコセッシ、コッポラ、ウディ・アレンによるニューヨークを舞台にした
3話オムニバス。スコセッシの「ライフ・レッスン」のタイトルバックは、
「セブン」で有名になる前のカイル・クーパーが制作。
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◆「フォー・ルームス」(1995年)
┗ http://www.sankei.co.jp/mov/yodogawa/951128ydg.html
タランティーノなど、4人の監督による、大晦日のあるホテルの4つの部屋
で繰り広げられる4話オムニバスのコメディ。
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◆「キシュ島の物語」(1999年)
┗ http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD324/index.html
「カンダハール」のモフセン・マフマルバフ監督
http://www.imageforum.co.jp/makhmalbaf/flmhus.html
など、イラン人監督3人による3話オムニバス。映像は秀逸。
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◆「チューブ・テイルズ」(1999年)
┗ http://articles.zdnet.co.jp/db/dvd/0104m02.html
ロンドンの地下鉄を舞台にした1話10分の9話オムニバス。
俳優のユアン・マクレガーやジュード・ロウの監督作品もあり。
プロデューサー・インタビュー記事
http://www.eigotown.com/culture/interview/backnumber00/interview0808.shtml
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◆「11'09'' 01/セプテンバー11」(2002年)
┗ http://www.tsutaya.co.jp/cinema/cinema_info.zhtml?TITLE_ID=2989
世界の11人の映画監督が、11分9秒1フレームで、9.11を表現した11本の
オムニバス。2002.09.11、各メディアで一斉に公開され、2003年4月にも
劇場公開されましたが、ビデオ化はまだのようです。参加した監督や内容は、
http://www.gaucho.com/gauzine/36/index.html#003 にて紹介。
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そのほかにも、スピルバーグ関連の企画で
「トワイライトゾーン 超次元の体験」(1983年)
「世にも不思議なアメージング・ストーリー」(1987年)
など、数多くの短編オムニバスがあります。
短編オムニバス作品の楽しみ方のひとつとして、「自分の好きな1本」を
見つけることがありますが、時間を経て再度見なおしてみると、第一印象で
好きな作品の影に隠れていた、もうひとつの名品を発見することもあります。
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【PROFILE】 尾崎英明 [ GAUCHO ]
http://www.gaucho.com/ mailto:gaucho@hal.ne.jp
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『ちょっと知っておきたいコミュニケーションデザイン』
「〜”効く”デザインってどうつくる〜」
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先日、兵庫は美しい田園地帯で、「効くチラシ・DMをどうつくるのか?」という
セミナーで講師をやってきました。電器屋さん、クリーニング屋さんなど、地域
の経営者様相手のセミナーです。今回はその中から、受け取り手の心理からみた
「効く」ツボを少しだけご紹介します。
■チラシやDMは何のためにつくるのか?
はい、集客するためです。告知するため、ではありません。昔、在籍していた印
刷会社で、チラシもしばしばつくっていましたが、より色数の多く、大きなサイ
ズのものを「上チラシ」と呼んでいました。印刷会社が儲かるから「上チラシ」
ですが、クライアントと生活者にとって美味しいとは限りません。(笑)告知の
声が派手になっているだけです。
しかし、「チラシの色数が豊富だったからこのバッグ買っちゃった」なんて聞い
たことがありません。効く、効かない、はチラシ、DMを受け取る側の心理を問題
にしている所以です。
■わたしは、あなたのために翻訳します。
あなたは、社長から社用車の購入検討を依頼されました。さっそく2人の営業マ
ンがあなたの前にやってきました。
営業マンA:
「cd値が極めて低く、静粛性がマイナーチェンジ前と比べ20%アップしているん
です!」
営業マンB:
「静かで揺れにくいので、後部座席での書類チェックが安心だとおっしゃる方が
多いんです。」
どちらの話をより聞きたいですか?二人とも間違ったことは言っていません。た
だ、Aは内容の伝達、Bは相手のメリットに翻訳している、という違いがあるだけ
です。
予備知識のない方へ新たな行動をしてもらうには、ただの伝達では動機に欠けま
すし、聞かされる側のストレスも大きなものです。重要なのは、相手の関心度数
が高いものを相手の立場で語りかける「翻訳」です。しかし、現実には、伝えた
い原稿内容をリストアップして終わり、の方にはよくお会いしてきました。一
見、間違った行為にみえないことがさらに問題です。
映画の字幕をいかに美しくつくろうとも、まず正確に翻訳されてなかったら伝わ
ることはありません。伝達マンではなく翻訳マンになることが重要です。
■わたしは、あなたのことを憶えていますよ。
「訪問営業」をいやがる人がなぜ多いのでしょうか?もしかしたら自分にとって
有益な商品かもしれないのに、なぜ拒絶するのでしょう。最大の理由は「営業」
にあります。人間、不安なものはきらいです。「この人から何か買わされる」
「もしかして上がり込むのかな」様々な不安が拒絶を生みます。
文面でも同じことです。この人は私に何か買わせようとしている、と思わせない
ことが重要なのです。
私が顧問をしている、ある医院のDMでは
「萩への同窓旅行はいかがでした?美味しいものたくさん、だったことでしょ
う。」
「先日は待合室が暑くすみません。あれからすぐエアコン直しました。もう快適
(?)です。」
「8月から水曜日も開院します。○○さん」
などと、書き添えてもらうことにしています。
わたしのことを憶えていてくれている、というメッセージが重要なのです。
■わたしは、あなたのことに時間を使ってますよ。
手紙とワープロソフト出力。同じ内容を語ってはいても、広告と手紙では全く受
け取り手の印象は違います。もっと近い例を出しましょう。全く同じ文面で手書
きの文面とワープロソフトで打ち出しFAXで送られてきた文面は与える印象が全
く異なります。
・あなた以外にもたくさん届けてますよ
と言っているようなものです。わたしのことに時間を割いていてくれていること
に人は心を動かされるものです。
以上のように、チラシ、DMづくりにコミュニケーションの在り方を模索すること
は欠かせません。効くデザインを実践するためにレイアウト以外にやることはた
くさんあるのです。ただ、研究対象には困らないはずです。少なくとも「自分」
も立派な対象です。24時間研究できますしね。(笑)
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【PROFILE】 井浦むつお [ 有限会社ヒキダス ]
http://www.hikidas.com/ mailto:iura@hikidas.com
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『データとデザインの素敵な関係』
「〜連載最終回 情報流通を意識したサイト構築〜」
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これからのサイトは内容の更新・追加が、デザイナやプログラマでなくても
簡単にできるような設計を行わなければならない。そのためにはデータを
XMLで柔軟な構造で記述し、HTMLに変換して扱おうというのが前回までのお話。
XML関連の技術はまだ、IE5以降などブラウザに条件があったり、開発環境として
いいソフトが無いなど、本格的に扱うにはまだ時期尚早の感もありますが、
新しいWebコンテンツ作成の方法論について、皆さんと一緒に考えていきたいと
思います。XML、XSLT、SVGをこれまで5回の連載で取り上げてきました。
今回が最終回になります。どうもありがとうございました。
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■フローデータの流通価値
情報は動的であるべきだし、そのためにはフローなデータを扱えるシステムを
Web制作のプロセスに積極的に取り入れるべきであると、この連載では何度も
書いてきた。しかし、実際フローデータを準備するというのはなかなかに大変
である。某アーティストの有料会員サイトの運営をお手伝いさせてもらってい
るが、配信すべきニュースを日々準備するコストはかなり大きい。場合に
よってはシステムやデザイン以上と考えた方が良いと思う。
データ+デザイン=コンテンツである場合、本来価値があるのはデータである。
デザインはデータをユーザにとってわかりやすくする役割であると定義すると、
データが準備されたならば、すぐコンテンツとして公開できるものにしなけれ
ばならない。デザインにかかる時間は可能な限り短縮するべきである。データ
がフローな性質を持てばもつほど、それが価値をもつ時間は短くなる。例えば
フローデータの代表ともいえる株値の情報価値は1秒ごとに薄れてゆく。
逆に考えればフローデータを準備できる体制をつくることができれば、その
情報は1つのサイト内にとどまらない価値をもつ。
■情報流通/データにコメントをつけることで価値が上がるBlog
最近、Blogが流行している。ページ管理者が準備したデータに対して、読者が
自由にコメントを書き込むことでページの価値は上がり、投稿されたコメント
を読むために人が集まり、コメントが増えてゆく。
最初に準備されるデータもネット上で見ることのできるニュースに対する
コメントや、個人の日記である場合も多い。また、BlogはBlog同士で、
見出し情報を交換したり、リンクを張り合ったりする機能が充実している。
他のBlogでは同じデータに対する評価をどのように行っているのか、
読者は次々とリンクを辿ってゆくことができる。
ここで話題にされる情報はBlogの性質上、リアルタイムなフローデータであり、
その評価を一早く、コメントという付加価値を増大させながら、さながら脳内
シナプスのパルスのごとくネットワーク上を走り抜けているのである。
■RSS受信・配信
Blogの機能の一部としても使われているのがRSSによる見出し情報の受信・配信
である。RSSとはサイトの見出し情報を他のサイトでも利用できるように配信する
仕組みで、XML形式で記述する。詳しくはこちらを参考にしてほしい。手前みそ
ですが、私の所属している会社の代表が書いた記事です。
・セマンティックWeb技術・RSSを解説する
http://japan.cnet.com/news/watch/story/0,2000047973,20053510,00.htm
サイトの情報をRSS形式で公開することで、Blogなど他のページの一部として
自社サイトの内容を表示することができる。例えば弊社でつくっている
4im.netの右側ではCNEWSやSlashdotなどのRSSを読み込んで表示を行っている。
・4im.net
http://4im.net/
RSSを読み込んでサイトの一部として表示をする場合、Perlなど公開されてい
るモジュールを使ったスクリプトでXMLを解析して表示をするか、Flashの
スティッカーを配布する場合、XSLTで変換して読み込むなどいくつかの方法が
ある。公開したRSSを採用してくれるページが増えると、リンクが増えるので、
RSSを公開したサイトのGoogleのページランクが上がるという噂もある。
■フローデータの活用を最大に
これまでストック情報しか載っていなかったページの一部として、関連する
サイトのフロー情報を載せることができれば、そのページの付加価値は増大
する。まず自分のページの関連するサイトのRSSを載せることは、公開されて
いるRSSリーダーを使えばプログラマならば難しいことではありません。
次のステップとして、フローデータを流通に載せる体制をつくることが
できれば、その情報をRSSで配信し、他のサイトやBlogでも自由に使えるように
公開するべきです。うまく、Blogの流通に載ることができれば、相互リンクを
重ねてそのデータはコメントの付加を重ねて、大きく広がってゆきます。
コストをかけて準備したフローデータは寿命が短い分、短期間に擦り切れるまで
活用を重ねることで、意味が生まれてきます。
■まとめ
これからのWebデザインはこういった情報のフローに気を配り、データをいかに
取得する体制をつくることができるか、またデザインを加えてコンテンツとして
Webに載せることができるか。また、Rss配信を行って関連サイトで取り上げて
もらうことができるかが重要になってくると思われます。
これまでデザイナやプログラマの役割はパソコンの前に座って行う限定的な
役割でありましたが、今後はコンサルティング含めて、データのフローを意識
したサイト構築をしてゆかなければなりません。
これからネット上の情報流通は大きく変わろうとしています。インターネット
業界も最近寂しいと言われることもありますが、背後では大きな波がそこまで
来ていると私は感じます。
半年にわたって、全6回の連載を無事に終えることができました。
機会を与えてくださったGAUCHOさんを初め、アドバイスをくれた方、また
最後まで読んでくださった読者の皆様に感謝します。ありがとうございました。
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【PROFILE】 池上俊介 [ データセクション株式会社 ]
http://www.datasection.com/ mailto:shun@datasection.co.jp
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『編集後記』
「地上波の映画」
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ここ最近、「アメリカン・ビューティー」と「ファイト・クラブ」という
映画が地上波ではじめて放送されました。映画好きの方なら、かなり昔に
劇場やビデオで観ているような名作だと思うのですが、こういった作品が
地上波で流れるということに、ある種の新鮮さを感じました。
というのは、どちらの作品も物質文明や消費社会に対する皮肉のようなセリフ
があります。「アメリカン・ビューティー」では、高価なソファが汚れること
を気にする妻に対して、夫が「たかがモノじゃないか。」とか罵倒したり、
「ファイト・クラブ」では「俺たちは、たいして必要のないものを広告で洗脳
されて買わされてる。」みたいなフレーズがあったりします。
そんなセリフを聞きつつも、地上波なのでシーンの間に広告としてのCMが
しっかり挿入されます、それがまるである種のギャグのように見えてしまう、
という、ちょっとおもしろい効果を作り出していました。
ちょうど「ファイト・クラブ」の主人公がファミリー向け映画のフィルムに
ポルノシーンを1カット挿入するいたずらをしてるパロディのように…。
あと、テロに進んでいくストーリー展開や暴力描写も含めて、地上波で放送
するには、かなり勇気がいった作品ではないかと想像できます。ラストで
ビルが爆破され倒壊していくシーンは、9.11以降はもう描けないようなシーン
でしょうし、ある意味、時代の流れも感じました。
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それと、池上さん、全6回連載、お疲れさまでした。
データをデザインしていくプロセスを、いかにシステマティックに行なって
いくかのさまざまなヒントを提示していただいたと思います。
データセクション( http://www.datasection.com/ )のかかげる
『データを情報へ、情報を知識へ、知識を知恵へ』
は、まさに次世代の目標ともいえる方向性であり、多くの人々が本当の意味での
「知恵」を得たとき、何かが大きく変化していくような気がしています。
そのための基盤となるシステムの開発、期待してます。
最後までご覧になっていただき、ありがとうございました。
次回は、2003年7月20日発行の予定です。
====== WEB DESIGNERS MAGAZINE 『GAUZINE』 ==========================
発 行 GAUZINE NET [ http://www.gaucho.com/gauzine/]
編 集 尾崎 英明 [ mailto:gaucho@hal.ne.jp ]
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Copyright(C) 2003. GAUZINE NET. All rights reserved.
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